概要
- 明治の元勲・井上馨(1836-1915)の伝記草稿、執筆時蒐集資料、編纂関係文書類(181点)。
- 従来は『世外井上公傳』(内外書籍, 1933-34)の原稿・資料の一部とされてきていたが(文献1など)、近年の研究により、『世外井上公傳』に先だって計画されていた「明治初年ノ財政ト井上侯」編纂に関する文書群である可能性が濃厚となった(文献2)。
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文献
- 神崎勝一郎「井上馨」『近現代日本人物史料情報辞典』[1], 吉川弘文館, 2004.7
- 下重直樹「『稿本井上馨伝』編纂事業についての基礎的考察 : 伝記資料の史料学的検討から」『近代史料研究』7, 2007.10
関係コレクション
- 三井文庫所蔵「井上候伝記編纂関係史料」
本来は三井文庫所蔵分と当館所蔵分を合わせて一つの資料群であったと考えられ、実際に一部の文書簿冊が両者に泣き別れて所蔵されている。 - 三井文庫所蔵「井上侯爵家ヨリ交附書類」
- 国立国会図書館・憲政資料室「井上馨関係文書」
問い合わせ先
- 経済学部資料室