経済学部資料室について

経済学部資料室の歴史と蔵書の特徴

東京大学経済学部資料室の淵源は法科大学に開設された商業資料文庫にまで溯ります。以後、約1世紀の間に幾多の変遷を経て、現在では経済学研究科学術交流棟(小島ホール)3階に設置されています。この建物は小島グループ代表 小島鐐次郎氏からの寄付に基づき平成21(2009)年に建設されたもので、「図書館の整備のため」という寄付の趣旨にのっとり、東京大学経済学図書館が所蔵する貴重な一次資料を保存・管理するための施設として様々な工夫が施されています。資料室は平成21(2010)年2月にこの建物へ移転し、同年4月から正式に業務を開始しました。

現在の資料室は、日本経済国際共同研究センター(CIRJE)附属であった資料室と文書室を統合し、東京大学経済学図書館の一部門として平成21年4月に設置され、資料室長(経済学図書館長兼任)のもとに図書館関連業務、研究業務の二部門から構成されています。

資料室の取り扱う資料は企業資料、労働資料、行政資料等の一次資料や古文書をはじめとして、経済学関係の古典籍から古貨幣などの博物資料に及びます。資料室は内容的に図書館、文書館、博物館の三者にまたがる資料を収集、整理、公開するとともに、歴史資料そのものへの史料学的研究や保存に関する調査・研究を進め、近世・近現代資料を後世に永く伝えるため日々活動を続けています。

スタッフ

資料室長 教授 石原俊時(兼任) 経済学図書館長
室長代理 講師 小島浩之
助教 矢野正隆
特任助教 森脇優紀
学術専門職員 冨善一敏 国立公文書館認証アーキビスト
学術専門職員 岸剛史
学術専門職員 篠田飛鳥
学術専門職員 柳澤京子

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