マルクス自筆書簡
この手紙は、1878年1月1日付けのトマス・オルソップ(Thomas Allsop)宛のマルクスの返信です。トマス・オルソ
ップ(1795ー1880)という人はイギリスの株式仲買人にして、チャーチストの同人でもあった人物で、パリ・コン
ミューンのころからマルクスと文通があり、コンミューン亡命援助のことでマルクスと何度か直接会ってもいます。マルク
スは、手紙の冒頭でトラファルガー広場での政治集会に触れ、自らもその組織化に密かに関与したと述べた後、露土戦争
(1877ー1878)を背景とした当時の政治状況に批判的に言及しています。(「経済学論集」35巻1号 鈴木鴻
一郎「<資料>マルクスの手紙」参照)